VMware ESXi でSNMPサービス(エージェント)を有効にするには、以下の手順で設定する。
SNMPサービスの有効化
事前準備 SSHサービスの有効化
SNMPサービスを有効にするには、ESXiのコンソールで操作が必要なため、SSHサービスを有効にする。
SNMPサービスの有効化と起動設定
Community の設定とサービスの有効化
ESXi にssh接続したら、以下のコマンドで SNMPエージェントのコミュニティ名を設定して、サービスを有効にする。
esxcli system snmp set --communities [Community Name]
esxcli system snmp set --enable true
SNMPエージェントの接続制限(オプション)
特定のSNMPマネージャからのみ接続を受け付ける場合には、以下のコマンドで接続できる SNMPマネージャのIPアドレスもしくはネットワークアドレスを設定する。
esxcli system snmp set --targets 【SNMP マネージャのIPアドレス or ネットワークアドレス】
Firewall での接続許可
SNMP リクエストを受け付けるように、Firewallの接続設定を変更する。
esxcli network firewall ruleset set --ruleset-id=snmp --allowed-all true
esxcli network firewall ruleset set --ruleset-id=snmp --enabled true
SNMPエージェント サービスの起動
全ての設定が終わったら、以下のコマンドで SNMPエージェント サービスを起動する。
/etc/init.d/snmpd start
SNMP 接続の確認
SNMPマネージャで snmpwalk などを使用して、SNMPが有効であるかを確認する。
snmpwalk -v 2c -c [Community Name] [ESXi IP Address] 1.3.6.1.4.1.6876.1.1.0
以下、snmpwalk の実行例
$ snmpwalk -v 2c -c [Community] [IPaddress] 1.3.6.1.4.1.6876.1.1.0
SNMPv2-SMI::enterprises.6876.1.1.0 = STRING: "VMware ESXi"