#21 Ubuntu 22.04 LTS/Docker環境でStable Diffusion WebUIをインストールする方法

icon incmplt - Info Circus が 2024/07/22 5:48 に投稿 ( icon incmplt - Info Circus が 2024/07/22 5:49 に編集 <更新履歴> )

Ubuntu 22.04 LTS Docker環境でStable DiffusionのWebUIをインストールする手順について詳しく解説する。

動作環境

この手順を実行するための動作環境は以下の通りである。

  • OS: Ubuntu 22.04 LTS
  • GPU: RTX3060
  • メモリ: 32GB
  • ストレージ: 2TB SSD

UbuntuにNVIDIAドライバのインストールやGPU対応のDocker環境の設定方法についてはここでは割愛する。詳細は別の記事を参照してほしい。

Stable Diffusion WebUIのインストール

Stable Diffusionをインストールするために、以下のコマンドを実行する。今回インストールするのはAUTOMATIC1111版のStable Diffusionである。

1. 必要なパッケージのインストールとリポジトリのクローン

まず、必要なパッケージをインストールし、Stable Diffusionのリポジトリをクローンする。

sudo apt install git python3.10-venv libstdc++-12-dev
git clone https://github.com/AbdBarho/stable-diffusion-webui-docker.git

2. 初期設定

リポジトリをクローンした後、以下のコマンドで初期設定を行う。今回は、tags/8.1.0を使用するが、必要に応じて別のバージョンを使用することも可能である。

cd stable-diffusion-webui-docker
git checkout tags/8.1.0

3. モデルのダウンロード

次に、以下のコマンドでモデルをダウンロードし、初期データを整える。

docker compose --profile download up --build

4. ビルドと起動

モデルのダウンロードが完了したら、以下のコマンドでビルドと起動を行う。

docker compose --profile auto up --build

コマンド実行後、以下のメッセージが表示されたら起動は完了である。

Running on local URL:  http://0.0.0.0:7860

Webブラウザでのアクセス

起動が完了したら、ローカル端末のWEBブラウザから以下のURLにアクセスすることで、Stable DiffusionのWebUIに接続できる。

http://localhost:7860/

これでDockerを使用したStable Diffusionの起動は完了である。

まとめ

Ubuntu 22.04 LTS環境においてStable Diffusion WebUIをDocker Composeを使用してインストールする方法を解説した。
手順に従って進めることで、簡単にStable Diffusionをセットアップし、利用することができる。
必要に応じて、モデルの導入やバージョンの変更などを行い、最適な環境で生成AIを活用することができる。

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