#22 Ansible/AWX(Tower)をCentOS7に構築する : Docker版 (Obsolete)

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icon incmplt - Info Circus が 2024/07/22 7:08 に投稿 ( icon incmplt - Info Circus が 2024/07/22 7:09 に編集 <更新履歴> )

CentOS 7は2024年6月30日でサポート切れとなり、AWS/TowerもバージョンアップによりDockerでの利用は、非推奨のため、本記事は技術メモとして残す。

Ansible を Web インターフェースで管理・実行できる AWX(Tower) の環境を CentOS7 Docker 環境で構築する手順は以下の通り。

Ansible AWX 環境の構築

構築前の準備

AWX を構築する前に、 SELinux と Firewalld を無効にしておく。

# systemctl stop firewalld
# systemctl disable firewalld

/etc/sysconfig/selinux で SELinux を Disabled に変更。

Docker と必要パッケージのインストール

AWX のインストールに必要となる Python3, Ansible ならびに Docker パッケージをインストールする。

yum groupinstall -y "Development Tools"
yum install -y epel-release
yum install -y ansible python3 docker-compose yum-utils libselinux-python3
yum install -y git
yum install -y docker-ce docker-ce-cli containerd.io sshpass docker

systemctl start docker
systemctl enable docker

AWX のインストールと初期立ち上げ

Ansible AWX は 18.0 まで開発が進んでいるが、安定して日本語環境などもつかえるため、本環境構築では 15.0.1 を使用する。

cd /opt/
git clone https://github.com/ansible/awx.git -b 15.0.1

cd awx/installer

installer ディレクトリの playbook を実行することで AWX Docker 環境を構築できるが、インストールを実行する前に install.yml の設定を変更する。

↓ ローカルファイルを使用する場合にコメントを外す
#project_data_dir =/var/lib/awx/projects

host_port=80 ← ポートを変える場合には変更する

その他、必要に応じて インストール設定を変更する。
install.yml の変更が完了したら、以下の playbookを実行して AWX Docker 環境を構築する。

# cd /opt/awx/installer
# ansible-playbook -i inventory install.yml

playbook の実行が完了すると、 http://[IPアドレス]:80/ で AWX Docker 版環境にアクセスすることができる。

初期ログインのアカウントとパスワードは、次の通り。

Username: admin
Password: password

ログイン後、「ユーザー」メニューから パスワードの変更ができるので忘れずに変更する。

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