#3 Dify を Docker Compose で起動と管理

icon incmplt - Info Circus が 2024/07/21 18:59 に投稿 ( icon incmplt - Info Circus が 2024/07/22 8:52 に編集 <更新履歴> )

Ubuntu 22.04 LTS環境でDifyをDocker Composeで起動する方法

Ubuntu 22.04 LTS環境において、生成AI管理プラットフォームであるDifyをDocker Composeを使用して起動する方法について解説する。

動作環境

この手順を実行するための動作環境は以下の通りである。

  • OS: Ubuntu 22.04 LTS
  • GPU: RTX3060
  • メモリ: 32GB
  • ストレージ: 2TB SSD

Difyのインストールと起動

Difyは、ワークフローやRAGを使用した生成AIの管理プラットフォームであり、以下の手順でDockerを使用して起動することができる。ただし、実際に使用するためには、OpenAIやAzure OpenAI、もしくはローカルで動作させているOllamaの環境に接続する必要がある。

1. Difyのクローン

まず、GitHubから最新のDifyをクローンする。

git clone https://github.com/langgenius/dify.git

2. Docker環境への移動と設定

クローンしたDifyディレクトリのdockerディレクトリに移動し、.env.sampleを元に.envファイルを作成する。

cd dify/docker
cp .env.sample .env

3. Docker ComposeでDifyを起動

以下のコマンドでDifyを起動する。Difyのdocker-compose.yamlは、ローカルのポート80で起動する設定になっている。

docker compose up -d

必要に応じて、ログを表示してエラーが出ていないかを確認する。

docker compose logs -f

Difyの初期設定

Difyが起動したら、ブラウザでhttp://localhost/にアクセスし、初期のインストール作業を行う。

  1. Difyの初期画面で「メールアドレス」「アカウント名」「パスワード」を登録する。
  2. Difyの起動が完了したら、設定画面で時刻設定をAsia/Tokyo(日本標準時)に変更する。

モデルの設定

Difyの起動後、設定画面からOpenAIやAzure OpenAI、OllamaのAPIキーやエンドポイントを設定して、モデルを使用できるようにする。

Dify アップデートの方法

Dify をアップデートするには、以下の操作を実行する。

Dify ソースコードのディレクトリに移動して、最新のコードを取得する。
取得後に docker ディレクトリに移動する。

cd dify
git pull origin main
cd docker

Docker コンテナを停止して更新を実行する。

docker compose down
docker compose pull

Dockerの更新が終わったら Dify を起動する。

docker compose up -d

まとめ

Ubuntu 22.04 LTS環境でDifyをDocker Composeで起動する方法について解説した。
この手順に従えば、生成AI管理プラットフォームであるDifyを簡単にセットアップし、効率的にAIモデルを管理することができる。

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